なぜ彼女は処女膜で歌ったか

つまり、何故アシカは鹿ではないか

【文系理系戦争】傲慢な文系、愚鈍な理系

文系・理系の偏見に基づいて書かれていますので怒るのをやめてください。

 

「文系理系戦争」というものがある。

なくないもん!あるもん!ここはあるっていう前提で話をしようよ!!

 

「文系理系戦争」が存在する微々たる証拠として、こんな検索結果があります。

Google検索より。

 

「文系 性格 欠点」160,000件

「理系 性格 欠点」200,000件

 

「文系 性格 悪い」1,160,000件

「理系 性格 悪い」1,370,000件

 

ん?何かおかしくないか?理系の人めっちゃ悪口言われてないか?

これを戦と呼ばずして何と呼ぶ。

「理系と文系の性格にこだわる」という思考回路が文系的な気もするから、

そこも影響してるんだろうけどね。

 

何を隠そう、私は理系です(一応)。

元々文系だったのですが、途中で理転しました。

なので文系的カルチャーと理系的カルチャーの両方を体験したようなしていないようなです。

こういう特殊な経験を生かし、文系理系戦争に終止符を打つべく、

これからは調停者として活躍していきたい所存です。

 

私が文系だった頃、理系に抱いていたイメージはこんな感じでした。

1,共感能力、コミュニケーション能力が低い、頭が固くて物わかりが悪い

2,話がまどろっこしく、つまらない話を延々とする(特に自分の専門)

3,自分の専門に対して攻撃されるとすぐにキレる

4,文系が言うことを何もかも否定してきて、ロマンがない

 

世の「理系フォビア」を患う文系の皆さんも、大体こんなイメージを抱いているのではないでしょうか。

理系の皆さんとしても、「自分は絶対にそんなことはない!」と否定しがたい内容ではないだろうか。特に2とか3とかな。

 

折角理転したので、過去の文系だった自分に対して、理系の立場から弁解をしたいと思う。

 

 

1,共感能力、コミュ力、理解力について

一応言い訳をすると、薄暗い研究室で図面や実験器具を相手に思惟に浸っているような人と、

グループディスカッションが大好きで国際問題について常に語らっているような人は、

必要とされる共感能力、コミュニケーション能力が違うと思う。

生きている世界が違う人に対して、「こいつはこの能力が低い」と批判するのは傲慢というもので、調子に乗っていると石鹸等の生活用品から簡単な爆弾を製造されてしまいますよ。

 

 

2,つまらない話が長い

これは許してほしいところ!!

だって、理系って女子少ないじゃない?

そこへ可愛い文系女子がやってきて、「この現象って何で起こるの?不思議!」とか言われてみろよ!!!

止まるわけなくない!?!?腰が口が!!!!!!

 

確かに理系の人って1から順に10まで話す癖がある人が多くて、

イライラすることもあるかもしれないな。

でもね、親切に1から説明してくれるじゃないか。

これは自分の知識は専門性が高いから、しっかり理解できるように説明しなきゃいけないなっていう優しい気持ちがあるからでしょう。

文系はこの点見習うべきじゃない?

文系は専門性が低い内容が多いし、政治とか国際問題とか教養的な知識を扱う場合も多いじゃないですか。

そういう知識がない人たちに対して、すぐに「教養がない」とか「知識がない」「能力が低い」と見下した態度を取らずに、

1から順に10まで説明する根気のある文系ってなかなか見ないんですけど如何でしょうか。

 

 

3,自分の専門を攻撃されるとキレる

これは文系が悪いです。

 

私も昔、理学部の人と話してるときに、

「俺こんな研究がやりたいんだよねー」

「それ社会の役に立つの?」

「いや別に何の役にも立たないよ」

「え、じゃあ何のためにやるの?」

「え、何で自分のやりたいことしちゃいけないの?」

「は?それ勝手すぎない?」

「は?」

と地獄絵図になったことがありました。

 

理系の人達は、文系の人達と違って、ものすごい時間を自分の専門と過ごします。

「法学部だって法の勉強するもん!」と思うかも知れないが、

法は明らかに社会の役に立ってるじゃないですか。

理系の研究は多くの場合、役に立つかどうかすらわからない。

その中で大量の時間と根気を注ぎ、希望を持ち続ける精神力は並々ならぬものです。

そこに突然ちゃらんぽらんな専門性のない文系がやってきて、

付け焼き刃の知識で喧嘩を売ってきたら、

そりゃあ殴り合いになります。

 

そこは文系お得意の共感能力を発揮して、

理系の人々のプライドをくすぐりつつ、上手いこと「それは役に立たないからやめろ」と伝える術を見出してほしいところです。

 

 

4,ロマンがない

文系の人達は、夢を見るのが仕事なのです。

文系には技術力がないので、夢を現実にすることはできません。その代わり、「技術の限界」という壁を感じることもない。

だから見果てぬ理想を抱くことができます。

 

しかし理系の人は、色んなことを知って、設計したりしている間に、夢と理想を忘れることがあります。

そういうときは文系の人の夢を拝借して、それを現実に利用可能な形にして設計とかするわけですね。

理系の人が文系のロマンをめちゃくちゃに攻撃するのは、それが理系の仕事の一環だからなのです。

 

理系の人達はロマンティックな案を提案しても、

「それは実現可能性が低い」とか「これこれの限界がある」とか言われて、

だんだん考え方が制限されてしまって、夢を見られなくなってしまうのです。

かわいそうですね。

そういうときに貴方の優しいセックスで夢見る力を取り戻してあげるというロマンも、

私は良いと思います。