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なぜ彼女は処女膜で歌ったか

つまり、何故アシカは鹿ではないか

【読書1/5】準備:殿堂入り

最近やたら図書館で本を借りて読んでいるので、なんかそういう記事を書きたくなりました。

それで考えついたのは、5冊読むごとに、読んだ本の中からBEST1とWORST1を選ぶという企画です。

この企画の良いところは、本を読むモチベになるとか、考えを整理できるとか色々あるけど、やっぱり「悪口を言う楽しみと押し売りする楽しみの両立」というのが一番大きい。貶したり押し付けたりするのは本当に楽しいですからね。おちんちん。

 

以下の様な手順でやっていきたい。

1,読んだことない本や、前に読んだことあるけどあらすじが全く思い出せない本を5冊読んだら、BEST1とWORST1を一冊ずつ選ぶ

2,児童書(ハリー・ポッターよりあちら側の領域)と詩集は、BEST1を席巻してつまらないので除外する(ラノベは分類上微妙だけど、余り読まないので気にしない)

3,公平にするのは不可能なので、むしろ主観的にやる

4,目指せ100冊

 

実際に1/5を集計する前に、最初に「殿堂入り」するくらい好きな本を挙げておきます。元々大好きな本をBEST1にしたって意味がないけど、押し売りしたくなったらその誘惑に抗えるか微妙だからね。おちんちん。

 

 ・貴志祐介「天使の囀り」

天使の囀り (角川ホラー文庫)

天使の囀り (角川ホラー文庫)

 

 「殿堂入り」を作ったのは、この本があるからと言ってもよい。1/5に入れるためには、もう一度読み直す必要があります。しかし、私はもうこの本を読みなおすことはできません。

なぜなら怖すぎる。

高校の時、一度しか読んだことがないのに、あらすじを克明に思い出せます。

猿の脳に住む線虫に、大学教授ら一行が寄生されてしまう。その線虫に寄生されると、自分が一番怖いと思っている物を好きになってしまう。また、何か奇妙な音も聞こえ出す。この効果から、この線虫を脳に寄生させるカルト宗教団体が結成されたりもする。しかし、線虫は結局宿主を食い尽くして大繁殖し、宿主を殺してしまうわけで、色んな人が色々と死ぬ。主人公は、この線虫にまつわる色んな人間関係ミステリーを解きながら翻弄される、みたいな話です。

もう二度と読めないけど、素晴らしいことは確かです。

 

谷崎潤一郎細雪

細雪 (上) (新潮文庫)

細雪 (上) (新潮文庫)

 

 寄生虫ホラーの次に紹介するのはアレですけど、次は昭和初期の女性の日常生活物です。誰も寄生されません。

細雪」は本当に面白い。何せ女の4人姉妹ですよ。色々出来事がこじれないはずがありません。彼女らの生き方の物語としても面白いっちゃ面白いのですが、私は昭和初期の着物や風俗を読むのが楽しいです。

何せ上品だし、文章は馴染みやすいし、話の展開もわかりやすいし、心情描写も細やかだし、登場人物には共感できるし、良い人しか出てこないし、誰が読んでもきっとその人なりの楽しみを見つけてもらえる小説だと思います。

 

沢木耕太郎深夜特急シリーズ」

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

 

旅をしたいけど、お金や時間がない時におすすめです。

深夜特急シリーズは、文庫本全6冊に渡り、主人公がバックパックで世界を回る、という話。街の描写がとても良くて、旅をしたような気分が味わえます。特に女性の場合、バックパッカーはやってみたくてもなかなか出来るもんじゃないでしょ。この本を読めば、あたかもやってみたような気分になれます。

物語として特筆すべきところはありません。つまり主人公が旅を通して重要なことを学ぶとか、成長するとか、よりよい人間になるとか、そういうことは全くないんです。ただ、主人公がダラダラ旅をする。色んな街で色んな物を食べる。それだけ。

シリーズ後半になってくると、主人公の所持金が尽きてきて、行動が緩慢になります。その辺は結構退屈になってくる。なので、ある日「あっ深夜特急読みたい気分だな」と思ったら、前に読んだところから続けて読むよりは、毎回1冊目から読み直すのをおすすめしたいです。物語として伝えたいメッセージがある本じゃないので、別に最後まで読んでおく必要もないかと思います。

 

鈴木光司「リング」シリーズ 

リング (角川ホラー文庫)

リング (角川ホラー文庫)

 

 「リング」が面白いなんて言わずもがなかもしれないんですけど。

もし読んでない方がいるようなら、もしくは「リング」しか読まずに他のシリーズ読んでない方がいるようなら、どうぞ是非是非読んでいただきたい。

「リング」は怨霊話として認知されていると思いますが、実はそうではありません。このシリーズはかなり理系的な物語で、コンピューターとかシステムとかが関わるSFです。そのSF的な設定が何とも面白いのですが、「リング」はただの怨霊話に終始しているため、面白いところまで至っていないのです。「ひぐらしのなく頃に」がスプラッターアニメのように見えて、実は友情ループミステリーでしたーみたいなもんです。

シリーズ最後まで読むと、貞子ちゃんって何て可愛いんだろうって思えるはずです。

 

吉屋信子全般

あの道この道 (文春文庫)

あの道この道 (文春文庫)

 

 吉屋信子は、前にも押し売りした気がしますが、女学生文学の巨匠です。全ての本が女学生好きする美しい文体、美少女、美しい色々に彩られており、全力でこっちを気持よくさせてきます。余りに好きなので、ランキングから除外することにしました。

吉屋信子は「徳川の婦人たち」という大奥の物語も書いているんですが、こちらは女の子以外が読んでも楽しめると思います。

 

殿堂入りはこんなもんでしょうか。好きな本はあと全部児童書だからちょっと変態めいてるな。

では1/5張り切ってはじめて行きたいと思います。