なぜ彼女は処女膜で歌ったか

つまり、何故アシカは鹿ではないか

布ナプキンは肌触り最高!あと人の生き方と価値観の根幹を問うてくる哲学的物体!

半年以上ぶりにブログを開いたのにアクセスカウンターがぶん回っていました。みなさんありがとう。

お久しぶりということで、折角ですが本日の話題は”””””生理用ナプキン(布)”””””

経血まみれでごめんね!

 

最近布ナプキンを使い始めまして、使用生活が安定してまいりましたので、みなさんにおすすめしたいと思います。

しかし生理用ナプキン(紙)の使い方すら定かでない男性諸君にとって、

布ナプキンはほんとに宇宙的な事物だと思う。(食事の時使う便利な布ではない)

 

まずご説明しましょう。

これがCM等でよく見かける紙ナプキンですよね。 

エリス ウルトラガード 朝まで超安心 パーフェクトブロック 400 (特に心配な夜用) 羽つき 12枚

エリス ウルトラガード 朝まで超安心 パーフェクトブロック 400 (特に心配な夜用) 羽つき 12枚

 

蛇足だが、私の経血量だと40cm長のナプキンだと絶対に漏れることがない。

というか35cm長でも漏れないからかなりオーバースペックだな。

  

これに対して布ナプキンはこれ。

意味わかるかな?構造は紙ナプキンと一緒なんだけど、材質が布なんです。

つまり紙のおしめと、布のおしめの違いなの。紙のおしめは使ったら捨てるけど、布のおしめは使ったら洗ってまた使うわけなの。

 

簡単にまとめると、以下の違いがあります。

◯紙ナプキン

K-1. 使い捨てできる≒消耗品だからトイレットペーパーみたいに欲しいときになくなってるみたいな事態がある

K-2. 圧倒的吸収力に裏打ちされた鉄壁の信頼感

K-3. 材質の宿命として、とんでもなく蒸れる、しばしばかぶれる、経血の終着点が微妙にベチャっとする(よね?)

K-4. トイレでガサガサうるせえんだよ!

K-5. 気楽

 

布ナプキン

N-1. お尻が天国の肌触り

N-2. トイレでガサガサうるさくない

N-3. 何せ布なので、吸収力はそんなに信用できない

N-4. 洗濯メンテナンスがめんどくさいと思えばいくらでもめんどくさい

N-5. 何度も使用した布ナプキンがほんとに清潔かって聞かれるとかなりあやふや

N-6. なんかしらんけど値段が高い

N-7. 体型に応じて布の量を工夫できて興味深い

 

布ナプキンを使用するにあたって一番のメリットはN-1で、一番のデメリットはN-4でしょう。これを天秤にかけて、実際どうなのっていうのが、みなさんの興味あるとこではないでしょうか。

個人的な経験では、メンテナンスのめんどくささを耐えて余りあるほど、お尻が天国の心地よさです。

 

◯N-1. お尻の感触について

布ナプキン、本当に本当に本当に気持ちがいいんです。

個人的に一番助かったのは、尻たぶと尻たぶの間にかいた汗が不快じゃなくなったこと。通気性がいいから余り汗をかかなくなったし、布だから汗を吸収してくれる。

かぶれとは無縁だし、常にナプキンの表面がサラサラな状態に保たれてるし、加えて布製だからあたたかい。

別に紙ナプキンにすごい不満だったわけじゃないけど、布ナプキンは文明開化だった。自分が当たり前に過ごしてた現実の意味が変わっちゃったよね。よねって言われても困ると思うけどね。

布ナプキン推進してる方々がよく「紙ナプキンは化学物質が体に悪いけど布ナプキンは安全」とか言ってるけど、そんな宗教は知ったこっちゃないんだよ。大陰唇の感覚だけで充分布ナプキンは雄弁ですよ。布ナプキンの良さは大陰唇に語らせろ。

 

◯N-4. メンテナンスについて

紙ナプキンなんか買って捨てるだけだったのに、布ナプキンはそうは行かないのが本当に残念だ。

でも思ってたより何もしなくていいんですよ!パンツに経血つけちゃった時に1人でシコシコ浴室で洗う大変さみたいなの想像してるでしょ?そんなに大変じゃないの。

「セスキソーダ」とかいうとんでもねえ薬品が売ってるの。朝、水溶液を洗面器に入れて布ナプキン放り込んでおいて、夜お風呂入る時に取り出して水で流して、洗濯機に放り込むだけ。これでキレイ。セスキソーダが血液を溶かし出してくれるから、手洗いほとんど必要なし!

この方法だと、浴室で素っ裸で血が溶けた水を扱う女が観測されてしまうね。家族がいる方は現代芸術的なことにならないように洗濯方法を考えた方がいいかと思います。

あとN-5に書いたように、この洗濯方法が本当に清潔かと聞かれるとあやふやです。ちゃんと菌落ちてるのかみたいな懸念は確かにある。でも人間あんまり死ななくない!?洗ってないパンツ履いてて人間死ぬことある!?わかんないけどあんまり死んだの聞いたことない!!どう!?

布ナプキンは個人の衛生と穢れの価値観を問いただしてくる。どこから自分は穢れだと思うのか。穢れより何を優先するのか。結局どのへんまで穢れを許容できるのか。最初から最後までその水準をキープするのか。それともなあなあになるのか。

 

◯N-7. 使い方のアイディア

もう1つ、すげー興味深いなって思うのが、N-7の体型に応じて布の量を工夫できるところ。

例えばゴロゴロしまくりの休日とかって、普通の昼用紙ナプキンだと後ろが足りなかったりするでしょ。そういう時は布ナプキンを足りないところに足せばいいんですよ。

多い日の昼用を使ってる日に、軽い日の昼用を使うことができる、これが布ナプキンアウフヘーベン

夜も同じで、35cmの夜用紙ナプキンを使う日に、30cmの夜用紙ナプキンと布ナプキンを併用すると、快適さが段違い。

紙ナプキンと併用する使い方だと、布ナプキンは高価すぎて参入しかねる人も試しやすいと思います。百均にいってタオルハンカチ買ってきて、お尻の気になるところに敷くだけだからね!寝るときはタオルハンカチよりも小さくて長いタイプのタオルが伝い漏れに鉄壁の防御力です。

紙ナプキンを使わず、布ナプキンのみで貫く使い方もなかなか面白くて、上にセットする替えのパッドを交換できるタイプの布ナプキンが売ってます。そうすると、肌に触れる素材をワッフルにするのか、綿なのか、ウールみたいなやつにするのか、厚さはどうするのか、みたいにこだわれるわけです。ちなみに私はこだわりはありませんね!そんなめんどくさいことどうでもいいね!好きにしてほしい!あと布ナプキンの購入者レビューで「柄がかわいくて元気がでる」とか言ってる人もよくいるけど、好きにしてほしい!!!!

ただし、材質が布なので、経血量の多い少ないには余り上手に対応できません。少ないときは別に快適だからいいけど、多い時は思ったよりすぐ漏れる可能性があります。経血が布に触れると横に広がらずに縦に貫通しちゃうんですね。吸収体入りのものを買った方がいいですよー。

とにかくね、単純に便利なんですよ。市販の紙ナプキンは個々の事情に対応しようとすると何種類も持ってなきゃいけなくて、結局あまりうまくいかなかったりするけど、布ナプキンはタオル一枚持ってりゃ色々できて簡単なんだよね。

布ナプキンを使う前は、そもそも「経血」と「イノベーション」という言葉を結びつけて考えること自体がなかった。その点で布ナプキンは私に知的革命を起こした。

 

 

あっ以上です。

言いたかったのはですね、布ナプキンは自分でメンテ(自由形)をし、自分で自分に合わせて自由にカスタマイズして、その上で好きな分量の快適さを享受できるという、人生みたいな?女性の社会進出みたいな?マインクラフトみたいな?牧場物語みたいな?そんな物体だということです。それだけです。