クズ野郎式イエス・キリスト物語〜デビュー編〜
クズ野郎式イエス・キリスト物語、本日はイエスが成長し、†救世主†として華々しいデビューを飾るところまでまとめたいと思います。
【クズ野郎のルール】
・聖書に書いてあることを信用しない
・現代科学で不可能なものを「奇跡」と書かない
・キリスト教の神とイエスの神性は無視する
・聖書の自己流解釈を押しつけない
・キリスト教徒の人格を攻撃しない
・キリスト教徒に絶対にならない
<子供時代>
前回、イエスは生まれたてにしては大変人脈の広い赤ん坊だという話をまとめました。
しかし意外にも、幼児期からデビューまでのイエスのエピソードはほとんどありません。唯一、何か頭が良くて、12才なのに教師に逆に色々と教えてた天才児だという記述だけです。
イエスは30才でデビューするまで、ナザレという町で、ヨセフと同じように大工をしているただの兄ちゃんであったのでした。
正直マリアとヨセフはすっごいイライラしていたでしょうな。
「救世主として生まれたって聞いてたのに30代までお前何もしてねーじゃん・・・!あれ何だったん・・・!」と思ってたでしょう。
マリアはちょっとサイコだったから良いとしても、ヨセフ・・・やっぱりヨセフはすげーわ。ヨセフの忍耐すごい。
<洗礼を受ける>
さて30才になったイエス、活動開始です。
その頃、ヨルダン川のほとりで、洗礼(ユダヤ教徒になる儀式。水を使う)を行っていた有名なユダヤ教活動家がいました。それが、「バプテスマ(洗礼)のヨハネ」という人です。
かなり前衛的な人で、野生の植物を食べてサバイバル生活をしていて、ユダヤ教の教義を独創的に解釈するオリジナリティがありました。
しかし権力者もズバズバ批判する性格故、偉い人には睨まれていて、最終的に、ヘロデ王の娘サロメが、「踊りを上手く踊ったご褒美にヨハネの首ちょーだい♪」とグロエロゲみたいなことを言い出したせいで殺されてしまいます。
ともかくかのヨハネが活動するヨルダン川で、ナザレのイエスは洗礼を受け、ユダヤ教徒デビューを飾ったのでした。
<悪魔による試練>
さて、洗礼を受けたイエスは珍しく荒野で修行します。
40日間断食していると、悪魔がやってきて、以下の問答をします。
悪魔「お前神の子なのにお腹空いてるとかウケるwww石をパンに変えて食ったらよくねwww」
イエス「聖書によると人はパンだけで生きるのではなく、神の言葉によって生きる」
悪魔「お前神の子なんだったら、高い建物から飛び降りても平気なんじゃろ?????やってみてよwwwwww」
イエス「聖書には神を試すようなことをするな、と書いてある」
悪魔「もし俺のこと拝むんだったら、世界征服させてあげるよ?????チラッチラッ」
イエス「聖書には神のみに仕えよ、と書いてある」
それで悪魔は諦めて去るのです。
この構図はなかなか面白いですね。
現代で言うと、とあるアイドルのオタクとアンチの問答に置き換えられます。
アンチ「お前あんな不細工なんで好きなんwww他に可愛い子おるじゃろwww」
オタク「彼女のブログによるとすっぴんも処女っぽいことが確認されている」
アンチ「アイドルがお前らみたいなキモオタに振り向いてくれるわけねーだろwwwお前握手会とかで話しかけてみればわかるよwww」
オタク「アイドルを困らせるようなことはしてはならない」
アンチ「俺の好きなアイドル推せば、色々グッズとか譲ってやんのによ〜」
オタク「どんなことがあっても俺たちファンの心は変わらないから(キリッ」
的なね。
この構図使って色々ジョーク作れそうなのに、作ってもキリスト教徒にしか通じない罠・・・。
<十二使徒(諸説あり)>
その後、イエスはナザレの教会で旧約聖書の教えを説いたりして暮らしていました。
イエスは群衆に大人気で、尊敬を集める教師であったようです。
イエスは、イスラエルを旅しながら、弟子を集めていきます。特に精鋭の12人は、後世に十二使徒と呼ばれるようになりました(実は聖書中、この呼び方は黙示録のたった1回)。
精鋭の12名については、福音書によって構成員の名前が異なっています。まあ書く人によって色々「アイツはコイツよりは可愛がられていた」とか「アイツが俺と同等なのは癪だ」とかあったんだろうねwww
だから「十二使徒(諸説あり)」が正しい。
多分一番有名な十二使徒のメンバーは、「イスカリオテのユダ」、イエスを後に裏切る人物でしょう。
このほかにも覚えておくべき人物はイエスの一番弟子といわれる「シモン・ペトロ」でしょうか。
2人に関しては長くなりそうなので、また次の記事でまとめたいと思います。